面舵いっぱい
帰国しました。
買い付けのことや写真はまた載せるのですが、
頭の中から離れない言葉があるので、書かないと進まない気がして。
私に響いた言葉が、誰かにとっても大事な言葉になりますように。
(シェアします、という言い方があまり好きではないので。)
すこし、いや結構落ち込む出来事があって、友人を呼び出した時のこと。
平日の昼の3時だというのに友人はシャンパンを、私はビールを飲んで、ああ大人って最高と思ったものだ。
青春時代と変わらないような相談をしていて、ふと彼女が言い始めた。
「30代ってあっというまだったじゃない?もちろん20代も。
だからこれからもあっというまに過ぎていく。
自分の身体や状況を考えると自由に動けるのって60代手前くらいまでだと思うの。
となると、自分の人生あともう1回はがんばれるよね。
ここは年齢関係なくって前提だけど、もう一回人生があるとしたら何がしたい?」
私が発した言葉は自分で思っていたものとまったく違うもの(というかむしろそれが本音?)だった。
これって自分が悩んだ時、自分自身に聞く指標みたいなものになるなって。
それをずっと頭の中で反芻しながら家に帰って、ふと見たページにこう書いてあった。
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’40歳っていうのは、ちょうど今まで家族とか周りのために尽くしてきた女性が、
ふと「残りの人生をどう生きよう?」って思うときかもしれない。
私の場合は、ずっと抱えていた心臓の病気の影響もあって、
ある朝ふと目が覚めた時に「もしかしたら私に残されている時間は、そんなに長くないかもしれない」と気づいてしまったの。「だったら残された時間で何をしよう」と自分に問いかけたのね。
40歳って、ちょうど今まで生きてきた人生と、これから先残されている人生の中間地点とも言えるよね。
人生という船の舵(かじ)を取るのは自分だと気がついて、自分の心が求めることに、優先順位を与えられるようになる時期かもしれない。
それが私の場合は、「母から子に注ぐ無条件の愛というものを、自分も体験してみたい」ということでした。
私の母親も、ちょうど40歳で離婚して、大学に戻ったのよね。全く違う人を見てるみたいだった! 花開いたみたいな。
それまでは、家でみんなの面倒を見ながらいつもイライラしている母親しか見ていなかったから。’
*朝日新聞デジタル【and】のサン&ムーンヨガスタジオオーナー、リザ・ロウィッツさんのインタビューより。
記事はこちらから。
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まさに今日の話と同じ。
人生もう1回、と思うともっと具体的に何かに向かえるような気がするし、嫌なことを続けるか続けないか決められそうな気がする。
相変わらず「気がする」なんて曖昧な答えだけど。
最近ずっとこのことを考えている。
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