2021年タイ渡航の話

 


去年の31日にいつものタイから帰国して、世界は一変した。


周りでは、「夏には戻るでしょ」なんて声もあったけれど、私はあと1年は行けないだろうなと確信していた。


しばらくは未知のコロナに心身ともに飲み込まれ、引き込もりながらお酒を飲む生活、やる気も失われていた。


海外、特にタイに行くことが、仕事としてだけでなくここまで自分に深く根付いているのだな。


それから、タイ入国が現実的に可能になったらすぐに行くと言い続けて、毎日タイのニュースをくまなくチェック。


入国できていたのはビジネスビザや配偶者ビザや、何かしらのビザを持つ人に限られ、タイ政府指定の「特別便」にしか乗れず、おそらく50万ほどかかっていたと思う。


それから「特別観光ビザ」なるものが発表され、すぐに日本人が除外され、通常の観光ビザで行けるという話から、12月にノービザ(パスポートがあれば入国できる)のニュース。


タイ大使館で正式に発表され、やっと行ける可能性が、と思ったけれど、周りに誰一人ノービザ渡航している人がいないし、確かな情報が全くない。


ネットやTwitteryoutubeを調べに調べ、旅行代理店にも電話してみた。


同じ時期に渡航を目指す友人たちと情報交換、これがすごく助けになった。


具体的に渡航に何が必要なのかというと、


・パスポート

COE認証用紙(タイ政府から発行されるもの)

72時間以内のPCR検査陰性証明(英文)

fit to fly(搭乗可能な健康診断書・英文)

1000万以上のコロナ保険加入

ASQホテルの予約証(15日間の隔離ホテル)

T-8という健康診断書(これは飛行機の中でももらえます)

e-ticket


調べたところで「?」だったし、これを揃えるなんて不可能では、と思うほどだった。


まずCOE申請のオンライン登録が必要なので、航空券とコロナ保険の加入が必須。


つまりすべて同じ日程でホテル、航空券、保険を取らないといけないから、この時点で航空券に合わせたホテルに目星をつけなければならない。


あとは日付と流れに沿って書きます。



2021.1.13


COE申請(最初の登録)


1月終わりか2月初めに行きたかったので、航空券はたまにチェックしていた。


2月から、ANAJAL、タイ航空、 ZIPAIRと普通便が飛び始めていたので、価格は政府指定便の頃(ANAJALは片道14万)と比べると一気に下がった。


JALとタイ航空は8万円代、ZIPAIRLCCなので、4万円以下。


少し前にANAを見たら高かったので諦めていたけれど、ふともう1度調べてみたら7万円を切っていたし、地味に貯めたマイルが使え、¥45,000になると知り勢いよく購入。


それから1000万以上のコロナ保険、と聞くと大げさだけど、タイ政府の勧めている保険(60日で¥15,000ほど)にオンラインで加入。


パスポート情報とコロナ保険情報を入力して(すべて英語な為、合ってるか分からない不安)、ひとまず申請終了すると、申請受付メールがすぐに届いた。


15日以内に、e-ticketASQホテルの予約書を添付しなければならない。


疲れ果ててこの日は終了。


2021.1.14


申請作業はずっとパソコン作業で非常にしんどく、長引かせず数日で終わらせたかったので、今日中にホテル予約を済ませたい。


ASQホテルは本当にピンキリで、安いところだと15日間で10万円、高いところはもう信じられないほど高い。


いろんな口コミを見ていると、ひどいところはご飯もかなりまずいとか、良いホテルを見始めるとキリがなくなっていく。


15日ってかなりの日数だし、私は風が通らない空間が息苦しいので、狭くなく、窓かバルコニー、冷めたご飯を食べたくないからミニキッチンつき、できたらバスタブあったら最高と思って見ていると20万円以上はする。


バスタブは諦め、広さ重視で見ていると、すごく古いところが多い。


もう何周もホテルを見て、探し疲れ、肩も眼も限界のところで、バンコク在住の友人youtuberASQホテルを紹介しているのを見つけて、速攻決めた。


価格は175千円。


ここまで来ると金銭感覚が麻痺していたし、私の貴重な人生の2週間、「どうせ出るまで寝るだけだし」ではなくて、

何かしら有意義に過ごしたかった。


ホテルにメールするとすぐに返信あり、デポジット2万円入金してくれたら予約書を出します、とのこと。


タイ在住の友人にお願いして送金、すぐに予約書が届き、ネットで添付。


この日もクタクタで、どうか1回で申請が通りますように、と願って終了。


2021.1.15


午前中にメールを確認すると「申請完了」とCOE(タイ王国入国証明書)が添付されていた。


ああ、なんてうれしいの!


申請が完了したので、


72時間以内のPCR検査陰性証明(英文)

fit to fly(搭乗可能な健康診断書・英文)


これを発行してくれる病院を予約。(にしたんクリニックが最安で¥22,000-)


あとは72時間前のPCR検査まで、気をつけて過ごさねば。


すべての費用(空港までの電車など除いて)は、こんな感じ。


・ASQホテル 17万5千円

・コロナ保険(60日)1万5千円

・PCR検査&搭乗可能証明 2万2千円

・航空券(マイル使用)4万5千円


合計 25万7千円


航空券が安くなった分、ホテルのランクを上げました。

30万円以内に収まれば、と思っていたのですが、改めて高い!!!


普通にタイに行く時の4倍近いし、手続きはそれ以上だし、15日の隔離が一番の難関かも。


続きます。






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